おもちゃでトイレつまりが起きたときの対処法

子どもが誤っておもちゃをトイレに流してしまい、つまりが発生することは珍しくありません。この記事では、おもちゃによるトイレつまりが起きた際の対処法を、段階的にわかりやすく解説します。

おもちゃでトイレつまりが起きたときの対処法

水を流さず、まずは落ち着いて確認

おもちゃがトイレに落ちてしまったとき、まず絶対に水を流さないでください。水を流すと詰まりが悪化し、水があふれる危険があります。まずは便器内におもちゃが見えるかどうかを確認しましょう。

水を流さず、まずは落ち着いて確認

ゴム手袋を使って手で取り出す

おもちゃが見える場所にあり、手が届く範囲であれば、ゴム手袋を着用して手で慎重に取り出します。小さなおもちゃであれば比較的簡単に回収できる場合がありますが、無理に引っ張ると奥に押し込んでしまうことがあるので注意が必要です。

ゴム手袋を使って手で取り出す

ラバーカップを使って取り除く

おもちゃが手の届かない位置にある場合は、ラバーカップ(スッポン)を使って取り出す方法があります。排水口に密着させて、ゆっくり押し込み、勢いよく引く動作を数回繰り返します。ただし、おもちゃの形状によっては効果がないこともあります。

ラバーカップを使って取り除く

ワイヤーや針金で引き出す

家庭にある針金ハンガーを伸ばして先端をフック状にし、おもちゃを引っ掛けて取り出す方法もあります。ただし、便器内を傷つけたり、おもちゃをさらに奥に押し込んでしまうリスクがあるため、慎重に行う必要があります。

ワイヤーや針金で引き出す

真空式パイプクリーナーを使用する

真空式パイプクリーナーはラバーカップよりも強力な吸引力で異物を引き出せるため、おもちゃの除去にも効果が期待できます。ホームセンターなどで手に入れることができ、正しい使用方法で行えば自力でつまりを解消できる可能性があります。

真空式パイプクリーナーを使用する

無理なら業者に依頼する

自分で取り除けない場合や、トイレが完全に詰まってしまった場合は、水道修理業者に依頼するのが最も安全です。便器の取り外しが必要なケースもあるため、無理に作業を続けず、プロに任せることを検討しましょう。

無理なら業者に依頼する

業者に依頼する際の費用目安

軽度のつまりであれば5,000円〜10,000円程度が相場ですが、便器の取り外しや配管の奥まで詰まっている場合は、20,000円〜40,000円程度の費用がかかることがあります。事前に見積もりを取るのが安心です。

業者に依頼する際の費用目安

化学薬品の使用には注意

市販のパイプクリーナーなどの化学薬品は、おもちゃによる詰まりには効果が薄い場合が多いです。おもちゃは溶けにくい素材で作られているため、薬剤では除去できないことがほとんどです。誤って使用すると状況が悪化する場合もあります。

化学薬品の使用には注意

まとめ

おもちゃでトイレが詰まった場合は、無理に流さず落ち着いて対応することが大切です。手が届く場合は取り出し、難しい場合はラバーカップや真空式クリーナーを使い、それでも解決しなければ専門業者に依頼しましょう。正しい対応でトラブルを最小限に抑えられます。